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ゴーストバスターズとアップル(スティーブ・ジョブズ)の不思議な関係。

広告_cm アップル

ゴーストバスターズ復活が話題になってますね。

www.cinematoday.jp

ゴーストバスターズといえば1984年公開の大ヒット映画。という観点でいうと、ゴーストバスターズとアップルは不思議な関係がいくつかあるんです。

 

1.1984年公開のゴーストバスターズと1984年のアップル

ゴーストバスターズは1984年公開。
アップルの「1984年」といえばスーパーボウルで流された伝説のこのCM、初代マッキントッシュ発売のプロモーション「1984」です。

www.youtube.com

内容が過激なだけにアップルの取締役会は放映に反対したのですが、ジョブズジョン・スカリー(砂糖水売っててお前は満足なのか!と口説かれた人です)、ウォズニアックが押し通したCM。スーパーボウルのCMで一度だけ流されて、その後は一度も流されず。スーパーボウルのCMの価値を一気に高めたCMとも言われています。

このCMはスターリンの恐怖政治をテーマに書かれた小説「1984」(ジョージ・オーウェル)が元ネタになってます。

www.amazon.co.jp

画面に映る「巨大な体制・独裁者側」をIBMになぞらえていて、途中で会場に入ってきてハンマーを投げこんだ女性がアップルですね。
このCMは監督リドリー・スコット、「ブレードランナー」や「ハンニバル」、今だと「オデッセイ」の監督ですね。そして制作費約70万ドルとも言われていて、当時のレートでいうと約1.6億円(1ドル230円)!!!!!とんでもねー
リドリー・スコット - Wikipedia


CMの最後に出てくる「and you'll see why 1984 won't be like "1984".」というのは、訳すと、「アップルが発売するマッキントッシュにより、あなたたちは1984年が小説の「1984」のようにならない理由を理解するだろう」的な感じでしょうか。


2.ゴーストバスターズとアップル パロディCM

1.はどちらかというと「年」が同じというだけでしたが、2はもっと密接なゴーストバスターズとアップルの関係性です。パロディCMです。

 

こちらをどうぞ、4分と長いのですが、、
www.youtube.com

ゴーストバスターズ」の歌詞である「だれに電話する!?」「そう、ゴーストバスターズ!」が、このCMでは「だれに電話する!?」「そう、ブルーバスターズ!」と替え歌で出てきています。

ゴーストバスターズで退治するゴーストの代わりに、このCMで退治するのは「青いIBM」。こんなの放送できないでしょ!というレベルの内容なのですが、もともとこれは1984年、ハワイであったアップルの国際販売会議で、ネタとして社内向けに制作されたものなのでした。なのでジョブズもスカリーもウォズニアックも出演しているぎりぎりアウトなものだけど社内だからセーフなおもしろいものができていたのです。

当時はIBMが巨大すぎたし、ジョブズは本当にIBMが大嫌いだったのですね笑。

 

3.1997年のアップル「Think different.」ゴーストバスターズとは関係なし)

話は少しそれますが、「1984年のアップル」と同じように、もうひとつ伝説的なアップルのCMといえば「1997年のアップル」です。
1997年に発表されたAppleのキャンペーン「Think different.」。1984を知らない方でも「Think different.」は聞いたことがあるのではないでしょうか。

ではそのCMをどうぞ。

www.youtube.com


このCMの背景を少し説明すると、
先ほどの1984年1月のマッキントッシュ発売から数ヶ月、アップルは大量の売れ残り・在庫に悩まされ、従業員を解雇するような危険な状態に陥りました。売れると思ったマッキントッシュは売れず、テンション高かったパロディCMもまったく笑えない状況に。。
そして1985年、ジョブズはアップルを追放されます。しかしその後アップルはさらに危機的な状況に。
反面ジョブズはNext、ピクサーを大成功させて、1997年にアップルに舞い戻ります。

その舞い戻った1997年、アップルを大変革させる際に作ったCMが先ほどの「Think different.」なのでした。
またこのCMでは、以下のセリフをジョブズ自身が話しています、気づきました?気づかなかった方はぜひもう一回観てください。

Here’s to the crazy ones. The misfits. The rebels. The troublemakers. The round pegs in the square holes.The ones who see things differently.

They’re not fond of rules. And they have no respect for the status quo.

You can quote them, disagree with them, glorify or vilify them. About the only thing you can’t do is ignore them.

Because they change things. They push the human race forward.

While some see them as the crazy ones, we see genius.

Because the people who are crazy enough to think they can change the world, are the ones who do.


引用文の最後の一文はもう日本でもすっかり有名になりましたね。日本語訳はこちらです

自分が世界を変えられると本気で信じる人たちこそが本当に世界を変えているのだから


ジョブズが戻ってきてからのアップルが大躍進、世界を変えたのはみなさんご存知の通りです。

ジョブズが戻ってきてからリリースしたラインナップ

 1998年 iMac
 1999年 iBook
 2001年 iPod
 2003年 iTunes Store
 2006年 MacBook
 2007年 iPhone

「世界最大の技術企業」になったApple社、その10年 « WIRED.jp

Steve Jobs氏がApple社に戻り、1997年に暫定CEOとなった後、Jobs氏は同社の製品ラインをシンプルに統合し、使いやすさやブランディング、魅力的なデザイン、高い利益率といった面での同社の強みを次第にレベルアップし、消費者向け技術製品の新しい領域へと拡大していった。


4.2016年のスティーブ・ジョブズゴーストバスターズ

本当に偶然なのでしょうが、
日本では2016年、奇しくもジョブズの映画が公開され、

stevejobsmovie.jp

ゴーストバスターズ」は8月公開になります。そう考えるとなんだか不思議な関係だと思いませんか?

1984年からのアップルの歴史を2016年にこういう風に思い返してみるのもおもしろいかもしれませんね。
※映画「スティーブ・ジョブズ」はアメリカでは2015年公開なのですが。


 

「The World’s Toughest Job」への想像力は不倫を抑制できるかな?(無理だとしても少しは優しくなれると思うんだ)

広告_cm 時事_不倫

センテンススプリング砲により、2016年は自分の半径からはまったく離れたところでの「不倫」がみんなのトークテーマになり。ベッキーとゲスの川谷絵音自民党議員宮崎謙介と元タレントさん(宮崎氏は他にも不倫してたみたいですが)。そういえば長谷川京子も被害者ですね。はせきょー置いて不倫に走るって不倫相手はどれだけ魅力的なんだよ!

不倫についてのブログも多いですね。そんな中読んだこのブログ、知らなかった、勉強になった、ふむふむとすごく腹落ちした、腹落ちしかしなかった。もはやおそろしい。

fujipon.hatenablog.com

最初は話題になった不倫たちも「おわぁー、これどうなってるんだろう」と興味本位だったものの、このブログ見ると自分にもふりかかってしまうものなのかなあーという見えない未来への恐怖と、まぁでも自分とは関係のない遠い世界の話だしーとある程度冷静になってた自分がいました。

でもね、

身近なところで不倫疑惑発生、おいおい

単身赴任中の友人(♂)が嫁様ではない女の子と遊びに行ったことが嫁様にばれて、修羅場中、離婚に至る可能性もあるみたいです。その旦那から「良いお店教えて」と聞かれたからカフェやご飯やさんやその日のイベント事などなど、教えてあげたんだけど。嫁様公認で遊びに行くこともあったので、今回もそうなのかと思ってたからね。でも公認じゃなかったと、おいおいやめてよー。嫁様とも仲が良いから嫁様にもすごく悪いことをした。旦那は遊びに行っただけで何もしてないし、するつもりもなかったということだけど、旦那が単身赴任でずっと子供の面倒を見ている嫁様からすると大きな裏切りに違いなく。この件に関しては私はどちらかというと嫁様派です。ともかく二人とも仲良いからなんとかおさまってほしいです。

不倫しないような社会は実現できるんでしょうか

男性が不倫する理由としてよく言われるのって、
1.嫁様が育児(妊娠)中
2.嫁様に女性として魅力を感じなくなった
3.でもって結果セックスレス
それ以外にそもそも
4.バレないだろうって高をくくっている などかなと思っていたけど、先ほどのブログを読むとたぶんこういうシモ的なものだけじゃなさそうな。もはや当事者にならないとわからないものなのでしょうね。(時代や場所や宗教が変われば、人の考え方は変わるものだったりするし、不倫は良くないわけじゃない!と言う人もいそうだけど。)
てなことと、とはいえ、どうやったら不倫しないような社会になるんだろうかーなどぼんやり考えた時に、そういえば!と思い出したcmがあったのでご紹介します。
当時かなり話題になったし、2014年と新しめなので知っている方も多いと思います。

 

 

「The World’s Toughest Job」

タイトルは「The World’s Toughest Job」、日本語に訳すと、「世界で最も大変な仕事」です。ちなみにこのCM、シェアされたCMランキングで2014年の5位でした。(2014年はブラジルW杯開催年でW杯のNikeのCMが3位でした。つまりW杯のNikeと近しいくらい世界で話題になってました)
※出典:ソーシャルメディアマーケティング会社のアンルーリー(もはやアンルーリーも聞かなくなったけど)

 

この仕事の募集要項は以下のような感じなのですが、○○さん○○○の○○社も真っ青になるくらい超ブラック。
 ・職種名:現場総監督(基本的に立ち仕事で体力が必要)
 ・勤務時間:週135時間以上(7日間で1日19時間以上です)
 ・休み:基本的になし(正月もクリスマスも休めない)
 ・休憩:基本的になし(時には24時間、週7日、徹夜もありえる)
 ・食事:食べられるけど、基本的には後回し
 ・並行していくつものプロジェクトを回す必要あり
 ・給与:ゼロ(無給)

ちなみに、こんな仕事内容なのに、
 ・従事している人:数十億人!!!!

「The World’s Toughest Job」って何だと思います?わかりました?

最後に答えが明かされますので、このCM動画を観てください、どうぞ。

www.youtube.com

 

これは、グリーティングカードや文房具を販売するカードストア「American Greetings」American Greetings: Greeting Cards - Email or Print Cards Todayが母の日のキャンペーンに合わせて制作したCM。

オンラインで面接を受けるのは人種も性別も違っている人たち。世界中、どの場所でも、人種が違っても変わらず感じる「母の無償の愛」。母の日には「American Greetings」でカード買って、感謝の気持ちを込めたグリーティングカードを送りましょう、というCMなのですが。

「母の無償の愛」への想像力は不倫を抑制できる?

嫁や旦那が常に魅力的であることは現実的にはかなり難しい、年をとればとるほど生き物としての魅力は減少し、若い人の方が(生命力や性的にも生き物としても)魅力的に見えてしまうのは致し方ない気がします。最初に紹介したブログにもあったように、そういった魅力以外にも当事者にしかわからないいろんな理由があって、不倫に走りたいという気持ちが出たりすることもあるかもしれないですが。

でもそういう時に、
自分が今携わっている仕事よりも、条件面ではとんでもなくブラックな「The World’s Toughest Job=子育て」を365日24時間休憩もせずに、食事は後回しで、無償でこなしてくれていた自分の母親のことを想像すれば、、、?
そして、一番大事な自分の子供に「The World’s Toughest Job」をやってくれている自分の嫁様のことを想像すれば、、、?

もちろんこれですべての不倫がなくなるということではないと思います。ですが、自分が良ければ良い、バレなきゃ良いみたいな、裏切りに近いような行為は今よりは少しは抑制されるんじゃなないかなーって。他の人に対する優しさ(特に自分の大事な子供に無償の愛を注いでいる嫁様に対しての優しさ)は少なからず湧き上がってくるような気がしませんか?

なんだかんだあるんだけど、他の人への想像力と優しさは世界を救う気がしています。どこかのどこかで夫婦間の不協和音に頭を痛めている人たちに届いたら良いなと思いつつ。

 

別大マラソン音声さん並走事件。canal+のcm「フットボールカメラマン」はクールだけど、実際にやられると悲しくなるなー

広告_cm スポーツ_トラブル

2016年2月7日にあった別府大分毎日マラソンでの出来事。

www.asahi.com


TBSの音声担当者が最後トラックの中まで並走していたという。いやいやそんなわけないでしょと思ってたけれど、実際に映像見たらこれがなんというか本当に近いし、おかしい、違和感がすごい。

www.youtube.com

音声さんは上司から指示された通り一生懸命やっていたのだろうけど、道下選手や周りを走っているランナーからすると迷惑な話だし危険。実況や解説の方も一言注意しても良さそうなものなのに。

ディレクターは、伴走者が道下選手にタイムを伝える声を収録するため「コース外で可能な限り」並走するよう指示したが、音声担当者がこの指示を理解できなかったという。
ディレクターらが取材要項を完全に理解していなかったことなどが原因だとしている。

音声さんというよりはディレクターの問題でしょうね。
こういうの見るとテレビのモラルというのは破綻しているとしか思えず、悲しい気持ちになります。

 

これを見て、あれ、昔何かこういうのあったなーと思い出してようやく探せたのが、
2014年のフランス有料放送局「canal+」の「フットボールカメラマン」というcm

canal+ football cameramen

www.youtube.com

このcm、選手ひとりひとりに専属のカメラマンが付いて、選手の臨場感溢れるプレーを撮影しています。そのくらいcanal+は良い映像を作っているんですよ、スタジアムで観るよりも、テレビで観戦している方が選手との一体感を味わえて良いでしょ!というテレビ観戦を訴求したcm。

これ観た時はセンス良いなー、おもしろいなーと思ったんですが実際に別大の並走を目の当たりにすると、ジョークはやはりジョークであるべきだなと。

ちなみに、このcmを紹介したこの記事の中に、

www.jibuntsu.com

しかし残念ながらCMにあるようなことは現実的ではありませんね。

と記載されていたのですが、なんと2年後には別大マラソンの実況中継で現実のものにしてしまったのですよねー。

 

楽天2020年に向けて東南アジアのマーケットプレイスから撤退(東南アジアでのフリマアプリは時既に遅し?)

ビジネス_戦略 ビジネス_海外

tech in asiaで報じられていました。

Rakuten to close Singapore, Malaysia, Indonesia marketplaces, lay off about 150 staff

https://www.techinasia.com/rakuten-exit-singapore-malaysia-indonesia-thailand


英語で書かれている中身を要約すると

楽天市場がアジアの3マーケット(シンガポール、マレーシア、インドネシア)から2016年3月までに撤退。アジアでは日本と台湾のみにシフト。

閉鎖するのは以下

シンガポール Rakuten Singapore - Online Shopping, Deals and Promotions

マレーシア Rakuten Online Shopping Malaysia : The Largest On-Line Shop

インドネシア Rakuten Belanja Online - Shopping is Entertainment!

※タイは売却中 Rakuten TARAD.com | ซื้อ ขาย สินค้าออนไลน์ ช้อปปิ้ง เสื้อผ้า นาฬิกา อุปกรณ์โทรศัพท์


アジアのecでは、c2cフリマアプリの「ラクマ」を投下するものの、既にこのエリアでは市場を取っている2大フリマアプリ(「carousell」と「Shopee」)があるので厳しい(記事に寄ると「too late to the game」)だろうとのこと。

なお、楽天グループとしては、楽天Ventures経由で「carousell」に投資をしていること、楽天Venturesと楽天travelは事業を継続するので、アジア全体から撤退するということではない。

とのこと。

確かに決算ではアジアECのことはまったく触れられていませんでした。
中国、アメリカ、香港は伸びていましたが、東南アジアはうまくいってなかったのですね。現地企業と組んで展開していたはずなのですが。

http://corp.rakuten.co.jp/investors/documents/results/file/15Q4PPT_J.pdf

f:id:adilostz:20160213163149p:plain

 

アジアのc2cフリマアプリ

1.carousell(楽天Venturesはcarousellに投資をしている)

carousell.com

2.Shopee

shopee.com.my

3.フリマアプリの「ラクマ」(too late to the game?)

rakuma.rakuten.co.jp

 

 

最近の楽天

2016年2月12日の決算発表があったりで、最近話題になって記憶に残っている楽天関連のニュースといえば、以下2つでしょうか。koboはなにかと話題になりますね、、

01.kobo減損

www.itmedia.co.jp

Koboは2011年に買収し、電子書籍ストアや端末を展開しているが、「世界の電子書籍市場の立ち上がりが当初の想定よりも遅れ、それに伴う事業計画の遅れが要因」

02.国内ec市場の停滞

biz-journal.jp

楽天市場を中核とする国内EC流通総額は伸び悩んでいる。15年第1四半期は5079億円で前年同期比1.2%の減。14年まで2年間(平均16.7%)の高い成長がストップした。楽天市場の成長神話が崩壊した瞬間だ。

楽天市場の停滞は出店店舗数に現われている。15年9月末時点のそれは4万2601店。14年12月末の4万1442店から1159店しか増えていない。

 

楽天vision2020

実は2016年2月12日の決算発表で2020年vivsionが発表されていました。上の2つはネガティブな印象で記憶に残りますが、こういう中期戦略はあまり記憶に残らないジャンルの情報ですよね。

2020年12月期の目標として
・売上収益(売上高)は1兆7000億円目標(15年12月期7135億円)
・Non-GAAP(非米国一般会計原則)ベースの営業利益で3000億円目標(15年12月期1521億円)

また決算で発表のあったようにecは日本と中国、アメリカ、香港は伸びていますが、このvision2020でアジア市場だけではなく海外市場全体での方針転換が発表されていました。マーケットプレイス東南アジアだけではなくブラジルでも撤退でした。

※ブラジル http://www.rakuten.com.br/

f:id:adilostz:20160213161620p:plain

http://corp.rakuten.co.jp/investors/documents/pdf/Vision2020_J.pdf


ですので、アジア市場のクローズは一応決算発表で報告されていたということですね。そこまで記憶に残らないのですが。。
そしてその詳細としてのtech in asiaの取材によってニュースが出たということでしょうか。


2020年に向けて集中と選択をしているのでしょうが、2020年といえば東京オリンピックもあり日本市場が盛り上がっているだろうと想定される時期です。ただしそれ以降は人口減も予想されていますし、日本だけでは先細りが懸念されることもあるでしょう。市場として東南アジアの成長は期待できるはずですが、その市場拡大を捨てでも他の事業に集中していくということなので、事業戦略としてはそのあたりの意思決定が気になりますね。
tech in asiaではフリマアプリ「ラクマ」は「too late to the game」と書かれていましたが、市場で勝てる戦略・戦術は楽天サイドにはあるのでしょうか、それも気になります。なんとなくなさそうですが。

楽天アジア市場からの撤退・その敗因(2.15追記)

マーケットプレイスはそのサイトにどのくらいの商品があるのか「規模と網羅性」が勝負ポイントになるのですが、アジアでの楽天マーケットプレイスはそこがまったく強くなかった、これが敗因の可能性が高そうです。

1.出店数が少ない≒商品数が少ない→買いに行かない
例えば(もなにも、だれもが体感しているように)本屋に行って、村上春樹の新刊を探しに行った、が無かった。そしたら本屋には行かずamazonで探す、みたいな。
日本だと小売は楽天にまず出店するというフレームができていましたが、アジアではそれが実現できなかった。なのでユーザーを集めることができなかった。楽天も当初何かしのキャンペーンで人を集客させていたみたいですが、探しに行ってもほしい商品が無かったらもう楽天には行かないですから。
そういう意味ではYahoo!ショッピングも店舗数が少なくて楽天の後塵を拝していたわけですが、戦略を変更して現状はみなさんご存知の通り大躍進ですね。

2.出店数が少ない≒商品数が少ない→SEOが強くない→買いたい人が来ない
出店数が少ないというのはまた事業的に別問題も発生させます。
商品点数が少ないために、仕組み上SEOに強くなれず検索しても出てこない。ほしいと思った人がいたとしても、サイトに訪問させることができない、そのために売り上げを作ることができない、となってしまいます。
SEOは外部リンクや構造変更すれば良いじゃんという声も聞こえてきそうですが、そういうわけにはいかず、いかに適切なコンテンツが揃っているかがそもそもなので、SEOの仕組み上勝てないのです。かといって、マーケットプレイスは利益幅の問題で検索以外にお金をかけて集客するのはなかなか難しいですからね。


3.出店数が少ない≒商品数が少ない→人が買ってくれない→出店してくれない
結局、1と2の問題があることでネガティブループが発生します。言い換えると、楽天マーケットプレイスに出しても商品が売れないんだったらお店が側は以下のように考えます。
地場のecサイトに出店するよ、自分たちのサイトで売るよ、まだecはやらなくて良いや・お店で売るよ、と。
その結果、また1.と2.のループにはまり、事業を大きくすることができなくなっていたと。
ちなみにアジアではLAZADA(ラザダ)というECが強いですね。
ラザダ インドネシア Lazada.co.id: Belanja Online Fashion, Elektronik, TV, Tas, HP, Laptop
ラザダ マレーシア Lazada.com.my: Online Shopping Malaysia - Mobiles, Tablets, Home Appliances, TV, Audio & More
ラザダ シンガポール Lazada.sg: Online Shopping Singapore - Electronics, Home Appliances, Mobiles, Tablets & more

楽天アジア(シンガポールインドネシア・マレーシア)撤退のまとめ

マーケットプレイスはアジアではなく全世界で整理
マーケットプレイスは撤退した東南アジアではフリマアプリ「ラクマ」を投下
・ただし東南アジアではフリマアプリで巨大な競合があり楽観視はできない
マーケットプレイスの敗因は出店数(の可能性)

・フリマアプリの戦略は気になる、とりあえずな感じ?
・今後市場の伸長が期待できる東南アジアはどうする?

(さらに追記)
勝てないところからは退き、伸ばせるところに集中する、経営としては王道で。2020年に向けて伸ばすための経営戦略であって、そうなのかーアジア市場は残念だなー、日本に集中するのかー、M&A事業拡大かーというのは気になるんですが、ニュースなどを見ていると、amazonなどと比較して、楽天から届くメールがどう、長いページがどうなどなどネガティブなことをあげている人もいますね。みんなそんなに楽天好きじゃないのですねということに今回改めて気づきました。


(2016/2/17追記)

楽天アジア(シンガポールインドネシア・マレーシア)撤退続報

東洋経済では以下の記事がありました、フランスの「プライムミニスター」が問題で、アジアの海外事業は戦略見直しということでした。

toyokeizai.net

海外EC事業の戦略見直しは、米国やインドネシアシンガポール、マレーシアなどで、事業の一部縮小を行う内容である。インドネシアなどでは人員整理にも 踏み込み、タイではEC事業会社の売却先の検討を始めた。今後、米国では「直販型」から撤退して、各種ECサイトに送客するイーベイツとEC事業者がモー ルに出店する「マーケットプレイス型」に集中。EC市場の小さな東南アジアでは、逆にマーケットプレイスをやめて、個人間売買の「フリマアプリ」へと切り 替える。


しかし、事業撤退に関しては現地からの情報を基にした以下のブログがものすごくわかりやすいです。レイオフの話が中心で途中からお怒りモードのようですが。

uniunichan.hatenablog.com

 

編集者見城徹 と ゲスの育休不倫宮崎謙介

時事_人 時事_不倫

ケンジョウトオル

この響きだけで、編集者として駆け回っていていた10年以上前のことが浮かんでくる。編集部はいつも電気がついていたし、だれでも入れるようなセキュリティで夜中に変な人が入ってきたこともあったw 資料はいつも雑多に並べられていて(並べられていたのかな?)、編集部は常にタバコの煙がもんもんもわもわで、一緒に働いていたライターやカメラマン、取材先の人たちの自由度はそれ以降の人生で見たことのないくらいのものだった。良いも悪いも猥雑な感じもあんな経験はあの編集部時代以外にはなかった。
まわりから見たらどう思われていたか知らないけれど、あの環境に新卒で入れて良かったんだなーと常々思っていた。
文化祭の前日のような高揚感が毎日続いていて、あれが新卒時期に体験できたからこそ、その後はだいたいどういう環境でもついていける、むしろ無理でも何でも乗り越えていくんだという気概が身についてやってこれて、今に至っているんだろうなと感謝している。

見城徹とわたし

出版業界に携わったことのある人からすると圧倒的カリスマなんだと思う。(どこの会社でもそうだけど、外から見るとすごい・カッコ良いということも、直部下だったらそれはそれは怒られた方も、大変なおもいをした方もいるでしょうし、ネガティブに言う方もいるでしょうけれど。会社なんてそんなもの)

この本を読んだ時は、この人と一緒に仕事をしたい!と熱狂した。

www.amazon.co.jp

転職活動をしていた際、幻冬社の雑誌も受けに行ったことがあった。書類から一次面接に通過していたものの、進めていた別の会社がとんとんと進み、今後の成長が期待できる仕事内容と人が良かったために、二次面接はお断りをして今がある。
 
あれからずっと今を熱狂して生きてきた結果、今があり、あの時幻冬舎の面接を進めていたら?とは一切思うことはなかった。人生とは不思議なものだ。

 

見城徹と宮崎謙介

そんなこんなで見城氏の情報はウォッチしているのだが、今日タイムラインに流れてきたのでおや?と思ってリンクを開いてみた。そうしたら、この二人がかかわることなんてまったく想像もしていなかったが関わりがあったらしい。さすがである。やはり見城氏には魂を揺さぶりにいきたいとみんなが思うものだ。
リンク先を見たら、おおぉ、これは、、、、ということが書かれてあった。見城氏に会えるなんてとんでもなく貴重な機会なのに。

中身としては以下リンクを見てほしいが、見城氏と宮崎氏が数ヶ月前に会っていたという。

宮崎議員が数ヶ月前に会社まで僕に会いに来たことがありました。

数日して、僕のスピーチに感動したという電話が入り、面会を求められたのです。
常々「感想は人間関係の最初の一歩」と言っている僕はたとえ「感動しました」の一言でも大事にしようと思い、忙しかったのですがスケジュールを作りました。
しかし、驚いたことに宮崎議員は僕の著書の存在も知らず、僕のことは名刺に書いてある幻冬舎社長以外何も知らなかったのです。
白けました。これからご指導、応援よろしく、と言われても、何故僕なのか全く解りませんでした。

世間話をして、レストランやシェフに興味があると言うので、僕が推薦人で出演した「アイアンシェフ」の脇屋友詞VS山田宏巳のDVDを渡したのですが、その後、メキシコ土産のテキーラを送っ来てくれた以外、DVDの感想はありませんでした。
僕は事務的にテキーラを送ってくれるよりDVDの感想を欲しかっのですが、まあ、それはこちらの勝手な願望だとも解ってはいます。

会っている間中、何一つ琴線に触れる言葉もなく、ずっと軽いノリで、この人とは今後お付き合いすることはないなと思っていましたが、突然に今回の騒動です。

本日、記者会見のようですが、何を喋るのか?議員辞職するようなことでもないと思うのですが…。

何故、僕に会いに来たのか今以て謎です。
今回の騒動で、そんな苦い記憶を思い出しました。
水に落ちた犬を打つつもりは毛頭ありません。
表面的でない会見を期待しています。
ピンチの時こそその人の人間性が出るからです。


みなさんご存知の通り、見城氏は自分のスタイルを確立されていらっしゃる。そのスタイルで世の名だたる作家の魂を揺さぶり、世の中をひっくり返すような著作が次々に出ていった。仕事であればガチで押し付けるだろうし、部下たちはカリスマについていくために・認められたいために全力で見城氏を真似しているだろうが、仕事でなければ自分の中の普通を他の人に押し付けたりすることはないだろう。もちろん染み付いている普通がその相手にあるかどうかの最低ラインは見てはいるだろう。

 
今各所で語られている宮崎氏への評をここに書くのは本題ではないが、30年も越えて生きていれば、叩けばだれでも何かしらのホコリ的なものは出るものだと思う。ただ今回の出産6日前の育休不倫はゲスなのかどうか問題外だし、見城氏にこう言われてしまうのは非常に残念な人であったということに間違いはない。もう見たくないわ。
 

見城徹の言葉

本を書いてもらう依頼をする時、過去の作品を全部読み、読み込んで魂を揺さぶるような言葉を投げかける。手紙を出し続ける。時には全文を暗記していく。

こいつと一緒にいると今まで出せなかった自分の内部を引き出してくれるに違いないと相手に思わせる、だから一緒に仕事ができる。そして実際に今までに出せなかったものを世の中に出すことができる。

言わなければならない時には言いたいことを言う、関係性が悪くなろうが。
正にそういう魂を削るような創作活動。

 
そんな中で彼が培ってきた仕事スタイルと内部から湧き出てきた名言たち、それを宮崎氏には見てほしい、まぁ見ることないだろうが。

僕は、こいつとは友達になれそうだと思った人に、必ず言う言葉がある。
「友情は、ギブアンドテイクだからね」
自分を刺激してくれない友達や、新しい地点に連れて行ってくれない友達は、僕はいらない。

この人と友達でよかったと思えるのは、単なる損得では計れない”ギフト”を得られた時だ。
それは精神的なものであることもあれば、現実的なものであることもある。どちらか一方が得るだけだったり、助けられるだけだったりする関係は長続きしない。

自分の中から沸き出してくる情熱が、その人の仕事や人生を決定づける。
小手先で研究したり、損得勘定だけで動いたりしている人は、底が浅い。そういう人を僕は、信用しない。

対人関係における努力とは、つまるところ、サービスである。そこで僕は、体を差し出し、自分を痛め、目一杯身をよじる。

無理をして、はじめて人の心を打つことができる。恋愛でもビジネスでも、これは同じである。無理をすれば、相手と強い信頼関係ができ上がる。それが望ましい大きな結果を生むのだ。


 そして、今日の記者会見をする前に見ておいたら良かったであろうことを最後に。

謝ることは、決して恥ずかしいことではない。それもまた男の器量である。器量を見せれば、人は必ずついてきてくれる。
※今回は謝っても許されることではない。ただその後についてきてくれた人はいたかもしれないが、たぶんもうだれもついてきてくれないだろう。


なんとなく追記。
今回の件以外でも不倫していたみたいですね。センテンススプリングさんが会見で突っ込んで出てきたみたい。
今後宮崎氏を見ることはもうないでしょうが、子供は本当にかわいそう。恐らく誕生日の6日前は毎年家族中が鬱になるでしょう、死ぬまでずっといろんなところから育休不倫の子供と言われ、それを背負って生きていくのでしょうから。

 

イベント管理サービスからコミュニティプラットフォームにピボットしたPeatix(ピーティックス)の未来が楽しみ!

ビジネス_戦略 ビジネス_海外

何かのセミナーだったかな、イベントの登録をするのがきっかけで知ったPeatix。コミュニティにピボットするとニュースになっていました。

thebridge.jp


このピボットに関してPeatixが作成した公式動画がこちらです。

www.youtube.com

 

みなさんはどう思われますか?私個人的には非常に期待をしているのです。その詳細は後ほど書くとして、

 

そもそもピボットとは

ピボットは、スタートアップで事業がうまくいかなくなった場合、軌道修正せざるを得なくなった場合の「事業転換」とネガティブな意味合いでよく使われています。

ですが、そもそも当初の事業仮説が外れることなんて、よくよくあるはず。
ターゲットや顧客が想定と違う、外部環境が変わった、プロダクトの品質が市場レベルに達していない(そもそもアウトですが)、解決しようとする課題そもそもが小さかった、利益が出るものではなかった、利益の出る仕組みをそもそも読み間違えていた。などなど。どんなに優秀な事業家でも世の中のすべてを読めるわけではないですので。

スタートアップの(ネガティブな意味での)ピボットがいちいち話題になるのは、資金がないスタートアップは資金ショート即アウトなので成功するまで粘れない、だいたいが一事業展開なので変更すると目立ってしまうという理由でしょうか。一方、スタートアップでなければ、利益が出てなくても粘ることができる、事業を変更すると負けたことになって担当役員が出世コース外されるため変更したいけど変更するにできない、、そのくらいの違いと思っておいて良いのではないかと考えています。

 

スタートアップの名著「リーン・スタートアップ」

www.amazon.co.jp

では、このピボットを大きく10にカテゴライズしています。

01.ズームイン型
 いろいろあったいくつかの機能を一つにフォーカスして事業集中する
02.ズームアウト型
 それまでのメイン機能を一部として、より拡大したものに作り直す
03.顧客セグメント型
 ターゲット・顧客をそもそも変更する
04.顧客ニーズ型
 課題が実は大したことなかったり、だれも対価を払ってくれないような場合、そもそもの課題・ニーズを変更して攻めなおす
05.プラットフォーム型
 単一のアプリからプラットフォームに変更(もしくはプラットフォームから単一アプリに方向転換)
06.事業アーキテクチャー型
 薄利多売 ⇔ 厚利寡売・高付加価値の切り替え
07.価値獲得型
 どうやってマネタイズするか、売上をどう作っていくかを変更する
08.成長エンジン型
 成長させる時の3ブースト方法(クチコミ、顧客定着化、マーケティング投資)を切り替える
09.チャンネル型
 販売・流通チャネルを変更する
10.テクノロジー型
 活用する技術を変更する

もちろんピボット・事業転換するときは上記のひとつだけになるわけではなく、いくつかの組み合わせもあると思います。当初の仮説とは違うさまざまな変数がビジネスにはありますので、それらに合わせて最適化していく「生存競争の一手段」くらいで認識しておいた方が良いのかもしれません。

また、今回のPeatixのピボットが通常使われるピボットと少し違うのは、決して現状の事業がうまくいかなくなったからやむを得ず業態を変更するといったネガティブなものではなく、イベント・チケット管理事業は順調な段階でのコミュニティプラットフォームへの業態変更です。言うなれば、今後のさらなる成長を見据えたポジティブなピボットです。しかもチケット事業を残しつつ、本当に片足を置いたまま新たに事業展開するようなイメージです。

最近では、サイバーエージェント事業上の利益が大きく出ている段階で、「PC・スマホいろいろネット全般」から「スマートフォン」に絞ったスマホシフト」によって大幅に利益を伸ばした「絞込み」が成功したと言われていましたが、これも広義ではピボットと呼んで良いのかもしれませんね。

これが2014年10月に行われた年度決算発表後の記事

japan.cnet.com

15年10~12月期の決算発表後はストップ高

www.asahi.com

 


世に溢れているピボット事例
今世の中にあるネット関連ビジネスは、だーれも知らないような事業から始まっていることが多々あります。むしろ始めた事業でうまくいったところの方が少なかったりするでしょうか。ピボットして成功したのだから、ピボットする前のことを知っている人の方が少ないのですね。

例1.instagram
instagramはburbnという位置情報・ソーシャルチェックインサービスでした。それが写真共有サービスとなり、その後Facebookに買収されました。数年後にはFacebookを抜く規模のコミュニティになるだろうとFacebook側も予測していますね。

例2.twitter
twitterpodcastの検索サービスでしたが、世界を変えるリアルタイムサービスとして大成功をおさめました。そして今は先行き不安の時期を向かえ、創業者のジャック・ドーシーがCEOに返り咲き、幹部を切り、事業の建て直しを進めています。
切った人たちはinstgramに行ったりしてますがw

例3.AirBnB
AirBnBは空いた部屋を貸してあげて、朝食をサービスする事業でした。その名残りで「Bed&Breakfast」が今も社名についています。今ではArirBnBは部屋だけではなくあらゆるスペースを借りることのできるソーシャルシェアリングサービスの代名詞的企業となりました。

Facebookをピボットというと怒られるかもしれませんが、創業当初はハーバードの学生限定のコミュニティ(同じ履修コースの人が分かる)でした。

 
有名な話ですが任天堂花札の会社でしたね。ソニーはもはや金融会社ですし、人材系だったmixiSNSを経てゲーム会社です。ソフトバンクはいろいろな事業を経て、今は通信会社ですらなく、もう投資事業会社の方が正しいのかもしれません。

 

Peatixがピボットした3つの理由(想定)
最初に書きましたが、私個人としては、これは切り口としては非常におもしろく、チャンスあるものだと思っています。その理由は以下の3つです。

理由1.チケット予約事業ではいずれ大きなコストが必要になる

理由2.facebookTwitterのコミュニティに隙はないのか?

理由3.日本だけを見ていない

理由1.チケット予約事業ではいずれ大きなコストが必要になる

thebrigeで原田氏がコメントしていたように、ここに収斂しているように思います。

チケットサービスはいくつか存在していますが、ビジネスとしてしっかりと成立させるには興行のような大きなイベントで利用されることが必要になります。ですが、そのためには現地に事業所を置き、営業等を行っていく必要も出て来ます。

そうなれば、売上の伸びと比例して、人件費も増えてしまう。せっかくのウェブサービスを運営しているのであれば、それはしたくありませんでした。コミュニ ティのプラットフォームとなり、機能の一つとしてチケットサービスを提供する。ビジネス的にはこちらのほうが可能性が大きいと考えました

例えばの話ですが、イベント管理PFをやっていたはずが、気づけは利益を作るためにイベント運営事業のようなものを始めていた。イベント運営にはコストがかかりすぎて、利益が減少している。しかし少ないながらも利益を出すためにはこのイベント運用事業のようなものを続けなければならない。あれ、気づけば身動きが取れなくなってて、資金がショートしそうだ。社内のみんなは頑張って働いてくれているが、だれも幸せそうな雰囲気はなく、むしろ負のオーラが漂っている。。
なんとなくスタートアップが陥ってしまうような状況なのかもしれません。そうならないようにこの段階で舵を切ったのは適切だとも言えるのではないでしょうか。

理由2.facebookTwitterのコミュニティに隙はないのか?
facebookは日本だけではなくもう世界で伸びが鈍化しています。いろいろな人とつながりすぎたためにfacebookの雰囲気が好きではない人たちもいます、そういう私もですが。。

だれでもかれでもつながっている場所では自分の好きなことを楽しめない、いろんな人・情報が混在しているFacebooktwitterで、イベントで出会った人とまたどんどんつながっていくのはどうなんだろう…みたいな感覚は真っ当なものだと思います。
そういう時に真に楽しめる感覚でPeatixのコミュニティを利用するという世界を作ることができれば、そのコミュニティの価値はFacebooktwitter以上になるのではないでしょうか。
もちろんこれをどう実現するのかが今後の事業のポイントで、経営陣の腕の見せ所でしょうね。


理由3.日本だけを見ていない

日本拠点のサービスでしたが、本社を既にNYに移転させており、海外展開も積極的です。シンガポールとマレーシアにも法人があります。結果、利用ユーザーは日本だけではなく、アメリカ、シンガポール、マレーシアなど27カ国に及んでいるのはPeatixのビジネスにおいて大きな強みです。現状の流通総額は約60億円で、このうち海外比率は約25%(15億円ほど)という驚きの数値。
既に日本国内だけを見てビジネス展開をしていないというのが、今回のコミュニティ化に振り切っていく大きなポイントだと思っています。こういう状態でチケット予約を展開していくと、「1.チケット予約事業では大きなイベント運用が必要になってくる」であるように、大きなデメリットになってしまいます。海外でのイベント運用っていくらかかるのでしょうか。例えば日本でうまく効率化できたとしても、それぞれの現地でゼロベースで運用事業をやっていく必要が出てしまい、世界中・さまざまな場所で非常に多くの運用コストまた人的コストがかかってくるはずです。
またアジアを含めた海外のコミュニティ展開に関しては、日本国内にいてFacebooktwitterやLINEを使っている我々とは違う視点を持っているはずです。「2.facebookTwitterのコミュニティに隙はないのか?」とも連携するのですが、海外では新しいコミュニティが(チケット予約よりも)大きなチャンスがあったと判断している可能性があり、それはもう日本の会社ではなく、海外の状態を踏まえて最適な事業展開を始めているということ、と想像しています。


ピボットしたPeatixの今後

という意味で、今の事業をベースとしながらコストを圧縮させつつ、既にある海外への足がかりを大きく活かしていくという点で、今回のコミュニティへのピボットは芯の通った事業転換だと応援したくなります。


サービスのファンだからこそ、このピボットをやめてほしいという方もいるようですし、実際Twitterを見ると不安な感じが漂ってました。

同じように社内でも不安な声はあったでしょうが、ここまで大きなピボットを決断したCEOの原田卓氏ならびに経営陣はものすごく勇気がいったことでしょう(すみません、上からな感じで)。ですが、こうしたからにはなんとしてでも成功させる!と意気込んでもいるのではないでしょうか。こういう時のチームの雰囲気も第二の創業期だ!くらいに活気付いているのではないかと想像しております。


概念的でしかないのですが、よく言われる「何を選ぶかではなく、選んだ道をどう生きるか」。これを実践して明るい未来につなげていってほしいと願ってます!応援しています!!

 

2016年は遠隔診療元年? MEDLEYのクリニクス、ポケットドクターなど遠隔診療サービスがリリース

ビジネス_医療

昨日キュレーションメディアについて触れた際に紹介した

adilostz.hatenablog.com

「MEDLEY」がこれまでの「医療求人サイト」、「医療情報メディア」に加えて、「遠隔医療サービス」の提供を開始しました。今はまだ精神科外来のみとなっているようですが今後の展開が気になりますね。

clinics.medley.life

参考までに代表瀧口氏のFacebookの投稿を貼っておきます。

www.facebook.com


本日2月8日のワールドビジネスサテライトで「遠隔診療」についての特集があるようですが、medleyのクリニクスも取り上げられるでしょうか。
後で触れますが、別の事業者(ポケットドクター)は紹介されるようです。このタイミングでのリリースはもしかしたらクリニクスも取り上げられるかもしれません。

www.facebook.com


2016年は日本での遠隔診療元年?
medleyがリリースしたからというわけではないのですが、2016年は日本での遠隔診療元年と呼ばれるのではないかと思っています。

というのも、2015年8月、厚生労働省がこれまでは限定的としていた遠隔診療をそんな厳しくないよと通達しました。それによって医療事業者が「え、遠隔診療ってそんなに緩かったの!?」と衝撃を受け、各社が事業展開を強化していきました。その結果、この2016年に続々とリリースされ始めているという状況です。

この2015年8月の通達の中身を簡単に言うと、
<before>
 1.直接対面診療ができないような僻地だけ!
 2.特殊な病気の場合だけ!
 3.基本的には対面でちゃんと診療してね!
 ↓
<after>
 1.僻地じゃなくてもどこでもOK!!
 2.病気も特殊じゃなくても別に何でもOK!!
 3.直接対面がじゃなくてもOK!!

どうでしょうか。この変わりっぷり。
※医療に従事している友人から、この通達はTPPの影響があったため、急いで整えざるを得なかったという話を聞きましたがどうなんでしょうか。 

TPPがどうかは置いておいて、2015年11月の日経ネットの記事にも遠隔診療の概要がまとまっていますのでご参考ください。

www.nikkei.com

 http://www.nikkei.com/content/pic/20151124/96958A9F889DEBE1EAE0E0E6E0E2E3E2E3E3E0E2E3E7E2E2E2E2E2E2-DSXZZO9382248010112015000000-PN1-10.jpg

 

 

D2DからD2Pへ
これまで日本では、医師同士をつなぐ「DtoD(Doctor to Doctor)」領域が遠隔医療事業の主流でした。厚生労働省から制限されていた(と認識していた)ため「D2P(Doctor to Patient)」を積極展開できなかったからでしょうか。

「D2D」は医者同士が患者の情報(例えばどこか離れた場所でもカルテや過去の投薬情報など)を持ち合うことで離れた場所でも均一の医療を提供するような内容。

そういう意味では若干異なるが、「D2D」ではご存知、マッキンゼーのパートナーが創業した、時価総額8,000億円以上の「エムスリー」が圧倒的。

www.m3.com

医者間のネットワークを構築するサービスを提供している。

それが今回の通達によって、「D2P」医者と患者を直接つなぐ遠隔診療が活性化される傾向となってきています。それがあっての2016年遠隔診療元年(になるかな)です。

遠隔診療 D2P事業

今回リリースを出したMEDLEY以外にも以下のような事業体が取り組んでいます。

 

ポケットドクター(株式会社オプティムMRT株式会社)

techon.nikkeibp.co.jp

こちらは2016年4月から1340医療機関と連携しサービスを開始します。MRTのニュースリリースでも出ていましたが、このポケットドクターはWBSで紹介されるとのことでした。https://medrt.co.jp/news/news-2016-0208.pdf


ポートメディカル(ポート株式会社)

port-medical.jp

高血圧や禁煙などの特定カテゴリに関してのα版を2015年冬にリリースしましたが一旦クローズ。2016年春にβ版をリリースするということです。
医療サービスは、ユーザーのニーズが常にあるわけではなく、病気になった時に初めて必要になるためにまぁ難しいというのが言われていますがこれからに期待しましょう。

 サイマックス(変り種)

jp.techcrunch.com

起業家鶴岡マリア氏による事業資金調達のリリースが出ていましたが、その後どうなっているのかはあまりわかりませんでした。

 
政策的な変更を受けて、今後も遠隔診療に関してはどんどん出てくると思われます。日本の医療費問題は深刻ですし、医療とITとで社会的な課題も解決するビジネスにはこれからも注目が集まるのではないでしょうか。

 
-- 追記 --
昨日のWBSの放送を受けてtwitterではこういった反応がありました。
ポケットドクターの費用は高いといった反応も見られましたね、

ポジティブ

 

ネガティブ

 

その他